2012年8月30日木曜日

若年層の大麻使用者にIQ低下の危険性の報告


Young cannabis smokers run risk of lower IQ, report claims
By Dominic Hughes. 28 August 2012 Last updated at 12:35GMT

長年にわたって大麻を吸う若者 重大かつ不可逆的なIQ低下の危険性。研究者の指摘。

ニュージーランドに住む約1000人を対象に行われた研究から得た結果である。
国際チームによって、脳がまだ成長をしている18歳未満のうちに大麻を使用し始めた人が、IQの低下を被っている事が明らかになった。

英国の専門家は、しばしば見られる薬物使用者の低い成績レベルが、この研究により説明できるかもしれない、と述べる。

20年以上に渡り、研究者たちはニュージーランドのDunedinに住むあるグループの生活を追っている。対象者の誰もまだ薬物使用を始めていない幼少期から評価を開始し、38歳までの間に繰り返し面接を行ってきた。

彼らの飲酒やたばこ依存、または他の薬物使用、そして教育を受けた年数なども含めた結果、十代のうちに何年も継続して最低でも週に4回、20代そして中には30代になっても繰り返し大麻を吸うなど使用した人が、IQ低下に苦しんでいる事がわかった。

吸えば吸う程、IQの損失が大きくなる。

青年期から大麻を吸い始めた対象者の多くに、その影響が見られた。
例えば、青年期から大麻使用を開始しその後何年もの間継続し使用した人には、平均8ポイントのIQ低下が明らかになった。そして大麻の摂取量減少、または使用を中止した人は、IQの完全な回復に失敗している。

米国の雑誌 Proceeding of the National Academy of Sciencesに寄稿する研究者は、“20年以上の間大麻を繰り返し使用した人には、神経心理学的衰弱が見られ、衰退が大きい程に、それだけ頻繁に使用したという事なのです。最終的にはこれらの知見により、脳が重要な成長を遂げる時期である思春期に大麻を使用する事と、神経への悪影響をもたらす事とが一致するという事です。”と明らかにしている。

メンバーの一人である、キングス大学ロンドン精神医学研究所のTerrie Moffitt教授は、この研究が、大麻使用の危険性における我々の理解に、多大な影響をもたらす可能性がある、と言う。

“この研究は素晴らしい科学的成果をもたらした。我々は1000人近い対象者を追跡調査し、対象者が大麻を使用する以前の幼少期に知的能力を試験し、25年後、中には慢性的大麻使用者となった人を含む同じ対象者に、再び試験を行った。対象者は自身の薬物乱用の習慣を包み隠す事が無かったが、それは我々の機密性の保証を信じているからです。そして、1972年から今日に至るまで、96%の対象者が継続して我々の研究に参加している。

特に特別な研究だと言えるのは、大麻は18歳以上の脳に対しては安全だが、18歳未満の脳には危険性が高い、という事に私はかなりの確信を持っているからなのです。“

同精神医学研究所に所属するがこの研究には携わっていないRobin Murray教授は、この研究が感銘を与える素晴らしいものである、と言っている。“Dunedinの研究例は、恐らく世界で一番徹底的に行われた研究であり、したがって、結果はとても良いものだ。一つの研究のみで確信を持つ事は避けるべきだが、私はこの結果を重く受け止めている。多くの医療・症例報告では、大麻使用者の多くは、学習成績、結婚や仕事における成功率が低い傾向にあるとしている。
もちろん若者の間に伝わる言い伝えのようなものだが、大麻を大量に使用する常用者(私の娘はStonersと呼ぶが)が、彼らの能力を大きく失い他の者よりも達成を成し得ずに終わってしまうように見える。この研究は、ではなぜそう見えるのか、という事の説明を与えてくれる。
私は、研究の結果は正しいものであると考える。仮にこれらが明らかになったら、公共教育者は危険性の周知に努めるべきであろう。“

ロンドン大学で、英国協会 精神薬理学のVal Curran教授は、“この結果が示している事は、つまり大量に使用する常用者には、それだけの影響が及ぼされるという事であろう。この事には多くの人が賛成すると思う。これは時たまの使用や一時の気分での使用ではない。” と述べている。

彼女はまた、例えばうつはIQの低さや大麻使用とつながる可能性があるとして、他の原因についても示唆している。

2012年8月29日水曜日

UKNova テレビとラジオ番組ファイルの共有リンクを停止



UKNova made to halt television and radio torrent links
28 August 2012 Last updated at 15:26GMT

UKNova 著作権擁護者の標的になった最新ファイル共有サイト、BitTorrentリンクの推奨を停止

サイトの管理者曰く、これは著作権の盗用に対する組合の問い合わせを受けた後に起した行動である。
UKNovaサイト自身では、“見逃したテレビとラジオのサービス無料提供”を行うとし、別の場所で販売が行われているファイルはのせないよう、メンバーに伝達をしていた。

UKNovaは2003年より開設。BitTorrentのリンクを使用する事で、自身のサービスに海賊版のファイルが含まれる事を回避できていたが、すなわちそれはメンバーが各自のコンピューターを介して、ファイルのダウンロード・アップロードを行う手段を提供している事を意味する。サイトとの接触の事実は確認されているが、BBCからの問い合わせに対し、さらなる詳細の提供を拒否している。

“倫理的”サービス

存在する他の多くのファイル共有サイトと違い、UKNovaは自身のページに広告を載せる事は無かった。管理人の一人によると、サイトは利益の為に運営されてはおらず、寄附の援助のみで存続してきた。関わった誰に対しても支払いは行われていない、と言う。

“我々の最大の懸念は常に、放送局や番組制作者の収益の流れを阻害しない事、という倫理的姿勢にあった。この事を実現させるために我々は常に厳格な規制を設け、DVDや有料テレビ番組で提供されるものは一切取り扱わなかった。”BBCに対し、Roger Evansはこう述べた。

Evans氏によると、サイト運営には約30,000人のメンバーがおり、中にはアフガニスタンに駐在する軍や、テレビ放送圏外で働く人も含まれる、という。苦情を受け、フォーラムとチャットサービスは継続するが、当面は新しいメンバーの受付も行わないとする。

FactメンバーにはBSkyBとプレミアリーグがおり、我々の最初のステップとしては彼らに関わるファイルへのリンクを削除する事だった。”とEvans氏は加える。“しかし、Factは全てのリンクが著作権の侵害を起こしており削除されなくてはならない、という。それはすなわち、関係者でもない第三者の何者かが放送局の代理で活動していた事を意味する。9年に及ぶ運営の中で、我々はどのテレビ番組からも苦情を受け取った事は一度もない。我々に対しFactが提訴に結び付けられるものを用意する事が出来たとは思わないが、現在、我々には法廷で自分を擁護できるだけの資金や財源を持ち合わせていない。”

ファイル共有を絞る

Factはまた、Surfthechannel.com(テレビ番組や映画を違法にコピーし、リンクを提供したサイト)の所有者の刑務所送りに加わっている。

Anton Vickermanは6月、著作権侵害を“促進”し、詐欺陰謀の罪で有罪判決を受け、4年の実刑を受ける。Factは、Vickerman氏の所有物の購入に興味があるように装い、彼が家に所有するコンピューター関連機器の写真を撮影したプライベート探偵を、アメリカのMotion Picture協会が雇う事に協力している。

この数カ月の間に、BitTorrent Tracker Demand や、デジタル ロッカー サービスのMegauploadなどを含む、その他のファイル共有サイトも停止に追い込まれている。

さらに裁判所はいくつかのインターネットサービスのプロバイダーに対して、Pirate BayNewzbinへのアクセス規制を行うよう指示を出している。

ヴァージン鉄道 西海岸の運行 ”無料” 提案


Virgin Trains offers to run West Coast for free
26 August 2012 Last updated at 15:25 GMT

リチャード・ブランソン氏 ファーストグループに対する100億ポンドのフランチャイズ表彰を国会が再検討するために、西海岸線の“無料”運行を提案。

彼は、フランチャイズを手放すに関して、再検討により多くの時間を要するのであるのならば、ヴァージントレインとステージコーチを12月以降から基本的に非営利的に運行すると述べた。

この決定に対し、オンライン投票では100,000人以上が署名を行っている。

ファーストグループは、乗客にとって重要な改善点を打ち出すであろうと述べている。

ファーストグループは入札において、Wi-Fi環境と食事の改善、運行本数の増加、座席数の増加と、スタンダード料金の15%値下げの導入見込みを示唆。また、業界によると、新しい125mph 6車両の電動電車を11台、バーミングハムからグラスゴー系統に導入し、目的地との間により直結するサービスが提供されると述べている。

“ほぼ破産の状態”

しかし、バージンの社長は、落札されたファーストグループの確約は非現実的であり、“ほぼ破産の状態”に導くであろう、と言う。

デイリー・テレグラフの中でリチャード氏は政府の決定を“言語道断かつ不公平、単純に間違っている”と解説している。決定の見直しを呼び掛ける彼のキャンペーンは、事業家であるシュガー卿、料理人のジェイミー・オリバーや、オリンピックの金メダルを2冠獲得したモ・ファラーらに支持されている。

今月始めに行われた運輸省の決定を受け、政府はファーストグループとの13年契約を火曜日に行う予定である。

英国下院運輸委員会のルイーズ・エリマン議長は、運輸省のジャスティン・グリーニングに対し、契約書への署名を遅らせるよう要望する内容の手紙を送っている。しかし、運輸省の広報担当者の話では、“我々は、報道を通じて入札を行う人も一人いた、という認識をしている。しかし、入札の落札者は確立されたプロセスで公正に決定され、同意書に署名をするなという運輸省の意見を支持できる理由は一つも出ていない。”としている。

ヴァージンは1997年からフランチャイズを運営しており、その間に利用者数は倍増したものの、その所有権は12月9日に終了すると言われていた。

りハード氏は、仮に決定の見直しを行う場合は12月の期限も延期される必要があり、彼の会社とステージコーチは、鉄道の運営を継続しチャリティへのあらゆる収益の寄付を続ける意向がある、と述べている。

“運賃の引き下げ”
政府の発表では、2016年以降、西海岸線で導入されるファーストグループの新しい車両には、一日当たりさらに12、000席が追加されるとしている。

広報の担当者は“我々の計画が示す通り、我々の運行を利用されるお客様は、より高速の新しい車両で、より多い座席、現在より多くの経由地を提供するサービスを受ける事が出来るであろう。改善されたWi-Fi 環境で、より良い食事内容、改築された駅、そして何よりも重要な事は、スタンダード料金が平均15%割安になるであろう、という事である。”と言う。

西海岸本線は、毎年約31m の乗客が利用している。




2012年8月21日火曜日

パキスタン ”冒涜容疑の障害を持つ少女”についての報告を要請



Pakistan orders report into disabled girls blasphemy case
20 August 2012 Last updated at 15:35 GMT

パキスタン大統領 キリスト教徒の少女逮捕の件で報告を要請。彼女には精神障害があり、コーランのページを棄損した容疑、との報道も。

警察によると、暴徒化した大衆が処罰を求め、先週、少女はイスラマバード内にあるキリスト教徒地区で逮捕されたという。当局の話では、少女は警察の質問にちゃんと答えることが出来ていない、という。

脅迫を受け、彼女の両親は保護施設に収容されている。また、多くのキリスト教徒たちが、怒りの噴出した近隣住民から避難している。報告では、警官は大衆からの圧力を受けて少女を逮捕したという。

しかし、事件の詳細を伝える報告の中には矛盾も見られる。少女がコーランのページを燃やしたのか、コーランのページが入った袋を所持していた所を発見されたのであるかは、明らかではない。

キリスト教リーダーは少女が11歳であると言っている。しかし、同じ報道機関の報告の中で、警察は少女の年齢は実際はもっと上で、精神障害は持っていないと引用している。キリスト教グループの中には、少女がダウン症を患っていると示唆、特有の運動異常や様々なレベルの学習障害を引き起こす先天性疾患である。

国営メディアの報道によると、Asif Ali Zardari大統領は逮捕の報告を“確認”しており、パキスタン当局に報告を要請したという。

論争の法律

事件の裏では、パキスタンの厳格な反冒涜法に関する議論が起きている。

以前より人権団体はパキスタンに対し、コーランを棄損した者への終身刑を科せる事が出来るこの法律の改正を促している。冒涜容疑をかけられた者の多くは凶暴化した暴徒たちに殺害されている。また、法改正を提唱した政治家も標的とされる。

先月、道徳容疑をかけられた、同じく精神不安定な状態にある男性が暴徒化した群衆によって警察署より連れ出され、パンジャブ州バハワルプール地区で焼死させられている。また、昨年、少数情勢の代表であるShahbaz Bhattiは、冒涜法の廃止を呼び掛けた後に殺害された。彼の死は、同じくこの問題に関して発言を行った後に殺害されたパンジャブ州知事のSaiman Taseerの、わずか2カ月後に起きている。

当初、パキスタンのナショナルハーモニー局長であるPaul BhattiBBCに対し、少女は精神疾患を患っている事で知られており、したがって、“少女が意図的にコーランを棄損しそうにはない”と見られる、と述べている。“私の見た報告によると、少女がコーランのページが入ったゴミ袋を持っている所を発見されたとされている。この事が地元住民を激怒させ、大勢が集まり少女に対する抗議活動を生んだ。警察は当初、少女の逮捕には消極的であったが、キリスト教徒の家屋に放火をすると脅す、非常に大勢の群衆による圧力にさらされた。”とも述べている。

BBCOria Guerinは、事件が起こされた貧困地区を訪れた。多くのキリスト教徒が逃げるようにこの地区から避難する中、数名の男性は各自の家に戻っている。特派員のレポートでは、未だ不安感が残っているとされる。

警察は、激怒する群衆が少女に火をつけろと脅す中、介入する以外の選択は無かったと述べている。

AFPの報告によると、人権団体は逮捕を批難。WAF(女性活動団体)は直ちに少女の開放を要請。この問題で警察を利用した者に対し、“完全な非人道的行為”として怒りを表明した。

WAFは、当事件は少年司法制度の下に対処されるべきである、と述べている。


ドイツの動物園 ホッキョクグマがシマウマのウィルスに感染し、死亡



Zebra virus kills polar bear in German zoo
By Helen Briggs
17 August 2012 Last updated at 7:59 GMT

動物間での病原菌の感染拡大が起こり絶滅危惧種に危機を及ぼしている 研究員より動物園に警鐘

ドイツ動物園にいたホッキョクグマの死因である感染症を調べたところ、シマウマの舎までつながった。科学者のバイオロジーへの報告である。

予期しない種に対する病原菌の拡散が、動物園の使命である種の保存任務を脅威にさらすであろう、と彼らは警告する。

殆どの病原体は一つの宿主にのみ感染するが、いくつかのものは種の壁を越える事ができる。例えば風邪は、その進化の過程でブタ・鳥とヒトの間を移動して来たと考えられている。

正体不明の病気

研究員で結成する国際チームは、ドイツ Wuppertal動物園にいた2頭のホッキョクグマが謎の病気により倒れた後に、遺伝子同定作業を開始した。2頭のクマは脳の感染である脳炎を示しており、発作に苦しみ口から泡を出した。

20歳のメス、Jerkaは約1週間と数日の後に死亡した。もう1頭で16歳のオスのLars は数週間の闘病の後に何とか回復した。

動物園やIZW(自然環境研究)の為のチームはベルリンにあるLeibniz研究所が卒いており、死亡したクマの脳サンプルから遺伝子と生化学リボ核酸を抽出し、病気を引き起こした可能性のある多くのウィルスを発見した。

遺伝子配列は、通常シマウマに見られるヘルペスウィルスの変異体が問題の原因である事を示していた。

また、研究ではドイツ国内の動物園にいる他の9頭のホッキョクグマに、Lars, Jerka,またその他の1頭(Struppo - Wuppertal動物園の2頭との接触は一度もない)に起きた感染と同様の症状を発見した。

研究の主執筆者であるIZWAlex Greenwood教授はBBC ニュースに対し、“動物園の役割の一つは動物種の保全であり、この研究で示すような動物種間のウィルス感染は、検出されなければ任務が脅威にさらされる可能性があるという事を示唆している。”と語った。

新たな感染宿主(ホスト)

研究員は、クマたちの正確な感染経路を、未だに解明してはいない。Wuppertalのホッキョクグマたちは、シマウマの飼育員と同じ飼育員に世話をされていた事もなく、舎も68メートル離れていた。直接的伝染はあり得そうもない。

しかし、脳炎に関係する似通ったウィルスは、ガゼルやモルモットの他の種にも見られており、野生のネズミやラットが感染を広げた可能性はある。

ベルリン Free大学のKlaus Osterrieder教授は“これらのウィルスは動物種の境界を隔てている様には見えず、事実、これらがそのようなものを持ち合わせているかなど、我々にはよくわからない。謎の一つは、これらのウィルスは環境下では不安定であるという事である。したがって、このウィルスが種間をどのように動くのかを把握する事が重要である。”

動物園とは、通常ではありえない状況である。異なる国や生息地から動物たちが一緒に連れて来られ、これらは野生下では決して一緒に生息する事は無い。また、遺伝的多様性を保つために、動物園の動物たちは世界中を移動させられる。病原体が種と種の間に広がるという事は、予期せぬ結果の一つなのだ。

Greenwood教授はさらにこう加える、“動物園の来園者は出来る限り多くの異なった動物たちを、異なった場所から見たいものであり、それは良い事であるが、管理も必要である。知識は最大の武器なのである。”

Wuppertal動物園のArne Lawrenz獣医師は、“2010年の1頭の死の後に、研究チームがWuppertalの全てホッキョクグマを精査し、クマたちがウィルスを持っていないかを確認した。そして、これからは定期的に行ってゆく。現在我々はこの問題を把握しているので、今後の為の備えを整えて積極的になる事ができる。”と話す。



2012年8月20日月曜日

パキスタン 障がいを持つ少女を冒涜で逮捕

Pakistan disabled girl arrested for blasphemy
19 August 2012 Last updated at 21:10 GMT

パキスタン警察 精神疾患を患う11歳の少女を逮捕。彼女がコーランのページへ冒涜をしたと、暴徒の一人が訴える。

地元メディアによると、暴徒はキリスト教徒である彼女の逮捕を要求。また、イスラマバード郊外にあるキリスト教徒家屋に放火をすると脅した、という。

関係者によると、彼女は警察の質問に、まともに答える事が出来ないという。

脅迫の後、彼女の両親は保護施設に収容されており、また、他のキリスト教の家族は逃亡した。

容疑をかけられた少女は、ダウン症と考えられている。

パキスタン当局のPaul Bhatti局長はBBCに対し、少女は精神障害を患っているとされ、したがって“彼女が意図的にコーランを破ったとは考えられない”と見られるだろう、と語った。“これは地元住民の一部を激怒させ、大勢の人が集まって彼女に対しての抗議活動となった。当初、警察は彼女の逮捕に消極的であったが、キリスト教徒の家屋に放火するという強迫を行う大衆からの、大きな圧力がかけられた。”

彼はまた、キリスト教の近隣から約600人以上が逃亡していると述べた。

人権団体は、コーランを冒涜した者に終身刑を科す事が出来る、議論となっている冒涜法の改正をパキスタン政府に要請した。

冒涜法を科せられた者の多くは凶暴化した暴徒に殺害され、また、法律改正を支持する政治家もその標的となっている。

昨年、少数派の外務大臣であるShahbaz Bhattiは、冒涜法の廃止を呼び掛けた後に殺害された。彼の死は、同問題について公言を行ったSalman Taseerパンジャブ州知事殺害のたった2ヶ月後に起きている。