Epilepsy
Action – What is epilepsy?
てんかんとは？
てんかんについて
英国では、６０万人を超える人々がてんかんを持ちます。
私たちの誰もが、単発のてんかん発作を起こす可能性を持っています。
私たちの脳内では、常に電気的活動が起きています。てんかんは、脳内で突然、活発な激しい電気的活動が始まる時に起こります。しばしば、このような活動を「てんかん活動」と呼びます。このような激しい電気的活動は、脳の正常な働きに一時的な中断を引き起こします。つまり、脳の信号が混乱するのです。その結果がてんかん発作です。
脳は、私たちの体の全ての運動能力をつかさどります。患者が発作で経験する事は、患者の脳のどの部分でてんかん活動がはじまったのか、そしてどのように、またどれくらいの速さで広がったかによって異なります。
このため、発作には様々な種類があり、患者それぞれが個々に特有なてんかんを経験します。
てんかんの原因
てんかんには様々な種類があります。その中には、幼少期に始まるものや、成人以降に始まるものがあります。また、短期間のものや、一生涯に及ぶものがあります。
てんかんの種類によっては、原因が明らかなものがあります。例えば、難産による脳への損傷、頭部への大きな衝撃、脳卒中、髄膜炎などの脳の感染症などがあります。非常にまれですが、脳腫瘍が原因の場合もあります。１０人中約６人の患者のてんかんの原因は、医師によっても判明していません。これらの多くの人々は、症状からてんかんである可能性が高いという考え方です。
てんかんの診断方法
てんかんに罹患している、していないを確定する検査はありません。ＥＥＧなどの検査（脳波
– 脳波のパターンを記録する）は、医師にとって役立つ情報です。また、てんかんの診断は、てんかんの専門的訓練を積んだ医師によって下されるべきです。
診断をするにあたり、てんかんの専門医は自身の専門的知識を用いて、様々な検査から得た情報を参照します。医師は患者に対し、発作の前後、そして際中に何があったかを尋ねるでしょう。また、患者の発作を見かけた第三者の話も役に立つでしょう。
現在、てんかんは再発性発作を伴う傾向があるとされています。たった一度の発作でてんかんと診断される事は稀です。１００人中５人が、生涯のうちに一度のてんかん発作を経験します。これら５人のうち４人がてんかんに罹患します。
てんかんの治療
通常、てんかんはてんかん薬で治療します。抗てんかん薬や、AEDという名前の薬は良く知られています。てんかん薬は脳で作用し、発作の発生回数を減らす、または発生を阻止する作用があります。てんかん患者の多くが、服用する薬が合っていると発作の回数が減る、または発作が無くなると感じます。英国では、７０％（１０人中７人）のてんかん患者が、適切な治療によって発作を経験せずに過ごす事ができています。
てんかん薬の効果をうまく得られない場合は、他の治療法が役に立つかも知れません。例えば、脳外科手術、迷走神経刺激術やケトン食療法があります。
