2013年10月5日土曜日

高齢者への対応 スウェーデンが一位に 国連の報告書

Sweden ranked first for treatment of elderly in UN report
1 October 2013 Last updated at 11:39 GMT


国連が支援する国際的研究によると、高齢になるにあたり、スウェーデンは世界中で最適な場所であり、アフガニスタンは最も悪い場所であるという。

グローバル・エイジウォッチ指数(Global AgeWatch Index)は、91カ国の高齢者を対象にQOL(生活の質)の調査を行った。

指数は、高齢化する人々に対する適切な支援を多くの国が持っていないと警告している。

2050年までに、発展途上国の高齢者の人口は15歳以下の人口をはじめて上回る。

グローバル・エイジウォッチ指数には国連人口基金( The UN Population) と 権利擁護団体であるヘルプエイジ・インターナショナル(HelpAge International) が参加し、国連の高齢者の日を記念して始動した。

研究員が世界規模で行われたのは初めてだと言うこの研究では、収入と雇用、健康状態、教育、環境などを含む13の異なった指標が用いられた。

研究の著者は、急速に進む世界人口の高齢化によって、各国が継続的課題に直面していると述べる。

「国内や国際的な協議課題に高齢化を排除していることが、世界の高齢化社会の要求を満たせないでいる最大の障害である。」ヘルプエイジ・インターナショナル、暫定最高経営責任者のシルビア・ステファノーニは述べる。

「年齢に合った男女それぞれのQOLに対するより良い理解を広める事で、成功しているところや、改善が必要なところに我々の意識を集中させることがこの新しい指標によって可能です。」

スウェーデンが首位になったほか、日本、オーストラリア、チリを含む西欧や北アメリカの諸国が上位20位を占めた。また、最下位はアフガニスタンであった。

考慮された要因は資産だけではなく、上記の富裕国のほか、スリランカ、ボルビア、モーリシャス共和国などの各国もランク付けされた。

急速に発展している発展途上の大国は、他国と健闘した。ロシア(78位)、インド(73位)、トルコ(70位)は下位にランク付けされたが、ブラジル(31位)、中国(35位)は研究員によってより好意的にランク付けされた。


*参考;グローバル・エイジウォッチ指数、国別の指数グラフ(英語)