21 February 2013
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死刑囚3名の絞首刑を執行、安部政権下では初めての執行。
法務省の確認では、この3名の死刑執行は木曜日の早い時間に行われた。このうちの1名は、幼女殺害による有罪判決を受けている。
日本では慣例的に1度に数人の執行を行う。今回の執行は2012年9月以降はじめてとなる。
日本は、死刑制度を継続するいくつかの先進諸国のうちの一つで、通常は複数人の殺人に適応される。
谷垣法務大臣は記者会見で「本件に対して細心の検討を行った後に執行の指示を出した。これらは、被害者らが大変に身勝手な理由で大切な命を奪われた、非常に残酷な事件である。」と述べた。
絞首刑が執行された男性3名は、以下の通りに同定される。コバヤシカオル、44歳、7歳の幼女を殺害。カナガワマサヒロ、29歳、2008年に東京のショッピングセンター近くで、男性1人を殺害、7人を負傷させる。ムトウケイキ、62歳、2002年に飲み屋の店主を金銭目的で殺害。
一方、人権団体のアムネスティ・インターナショナル日本は木曜日の執行に対し、「強く非難する」と述べた。
大多数が死刑制度を支持するなか、人権団体は特に厳しい日本の死刑囚監房や、死刑囚に許可されている面会数や運動の少なさを指摘する。
中には何年間もの間保留されることがあり、自身がいつ死刑執行を受けるか事前に知らされることもない。
また、日本の有罪判決率が99%である事や、そのほとんどが自白に基づくことも強調し、特派員はこれらに対する懸念を示す。
現在130名以上の死刑囚がおり、この中には1995年に起きた東京の地下鉄サリン事件の首謀者であるアサハラショウコウも含まれている。
2011年には死刑執行は行われなかったが、前民主党政権下において2012年3月に再び開始された。安部氏は2012年12月の選挙で圧倒的勝利を収め、政権を握った。
2011年の日本の公式統計では、死刑制度に対する支持は80%以上である。