2012年7月11日水曜日

英国の国民保険サービス(NHS)のIT化にメリットあり


NHS IT does have benefit
By Paul Curley
6 July 2012, Last updated at 7:55 GMT

NHSにおける情報電子化(IT)に大きな可能性が主張される。しかし、現実は大きく異なる。

今週のScrubbing Upで、Mid-Yorks病院NHS TrustIM&Tの臨床医師であるPaul Curleyは問題に関わらず、IT化を成功させる事はNHSの将来にとって重要であると述べた。

正しい時間、正しい場所で正しい患者に関する情報とは、健康医療のITを語る上で頻繁に持ち出される、もっともらしいマントラである。

質の向上とリスクの軽減が主張される。

政府は最近、2014年までに患者が自身の記録にアクセスを持つ事を定める、情報戦略を発表した。


しかし、これはどういう意味なのだろうか?GP記録に限った事なのであろうか?これまでに受診した患者の記録が全ての病院で観覧されるという事なのだろうか?その記録はどのようなものなのか?その記録はどの様に解釈あれるのであろうか?そして、もし電子的に情報管理しない場合、我々は無関心でいるのであろうか?

これら全てにおいて明白ではない。

休暇のケア

NHSIT設備を管理する母体による健康管理への接点に対しての約束が魅力的でる事は明白である。データの収集の基準や健康医療の従事者間での情報の交換など、国内中の多くのシステムに共通する。

しかし、レントゲンのデジタル画像を扱う各地のPACSシステム(Picturing Archiving and Communication) の成功でさえも、中央情報室を解して共有されるように反映されてはいない。

では、現在の状況は健康管理の質に影響があるのであろうか?答えは‘イエス’である。

旅行中に国内の旅先で病気になった患者には、臨床医が患者の地元の病院にある自身の医療情報(レントゲン画像など)を取得できるという補償はされない。

カルテ(Summary Care Record) を取り込む最近の数値はたったの25%である(SCRとは、治療内容、アレルギー、国籍などを電子化し管理される情報の事)。

しかし、これらの分野に興味をもつ我々は何を担うのか?
何が提供されているのかを監視し続けるのか?
それとも、我々の多くが望んでいる情報の共有化システムが開始される潜在的可能性を生む、大きな機会に対面しているだろうか?

機能面

私は、臨床的情報が安全に収集または共有され、患者に確かな有益となり得ると確信する。
全国の患者と臨床医が取得可能なカルテ情報として、NHSの臨床医が頑なに本当の終盤に向けて、独自性と取り組みを持っていると確信する。

Mid Yorkshire病院のNHS Trustで、我々はカルテ2億ページをスキャンし、協会内での共有化を果たした。個々の記録や複数の記録間における情報を探し当てる為の検索機能を開発し、患者医療に有益な情報取得への信頼性を改善させたと考えている。

臨床医は、異なる場所で、24時間いつでも入手可能な情報を長距離の移動をすることなく、同時に観覧しながら患者と対話する事ができるのだ。

そして、情報の安全面に対して目を向けてみる。

NHSにおいては、健康医療の従事者は機密性の重要性をとても良く知っており、書類記録の監理よりも、ITシステムのはるかに確実な安全性と管理の簡易性に同意している。

各自に設けられる共有権限を基盤とする安全性は記録に対するアクセスの制限に使用することができ、もちろん、紙の不使用は物理的な紛失やちょっとした事で他人の手に渡ってしまう事象を避ける。

これらの諸問題を解決するには、新たな協力体制を築き上げる必要がある。

業界、健康医療のIT従事者や臨床医に課題の80%を解決させよう。

時には控えめな予算で技術的革新と提供の実現に、NHSが全力を尽くすように見守ろう。

巨大な官僚体制から離れ、健康局の臨床医の従事者を意味のあるものとし、問題の解決をしようではないか。